アルビレックス新潟 助っ人外国人列伝 2013-2018

完全に便乗商法です!ミーハーなんで!

記憶に残っている範囲でやりました。
毎試合スタジアム行ってるわけでもないので記憶薄めですが、これを思い出話のきっかけにでもしてください!

目次

シルバ朝 (2013-2016)

まさにシルバの時代。それ以上でもそれ以下でもない。

 

レオ シルバ 2013-2016

シルバ族の族長にして神。試合中は笑顔を振りまきながらクリーンなタックルで次々ボールを刈り取り、攻撃センスを生かしてビッグスワンを沸かせ、ピッチ上の支配者となった。なぜこんなプレーができるのか… その理由は、白い粉のかかったブツを食べていたから。

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ええ、ハッピーターンです。試合終了後の闇取引はもちろん、ハッピーターン工場に工場見学に行くくらいどっぷり浸かりました。そのハマりぶりが有吉反省会で取り上げられるほど。あのブツのおかげで4年もいてくれました。なお、彼がハッピーターンに依存するほど、チームはレオに依存するように。こうして、「神=レオ=アルビ」の黄金式が成立する… はずだったが、チーム全体が彼に頼りきりになり、真面目な彼はそれをすべてこなす勢いでプレーしてしまったために空回り気味に。ファールも増えてしまった…

…そう、アルビは神に近づき過ぎてしまったのだ。古から伝わる通り、人々が神に近づこうとすれば、待っているのは破滅のみ。まさにバベルの塔である。こうして破滅の道を進んだ結果がアルビの現在地だ。しかしアルビサポが彼を恨むことなどない。彼のおかげでJ1在籍期間を4年延長できたのだから。強いて言えば、強いて言うならば、2015年のナビスコ準決勝第1戦で退場していなかったら決勝行けたんじゃないかとか妄想するくらい。2014年ホーム仙台戦の雨中のフリーキックとか、2014年アウェイ鹿島戦のカウンターで2対5の状況からマイボールにしたこととか思い出は尽きません。一時帰国の際には上越新幹線各駅にお見送りの人がいたほど愛された背番号8は、通算149試合20得点を残して鹿島へ。

鹿島では50mドリブルゴールなどのびのびやってそうで何より。「レオにタイトルを捧げたい」が合言葉だったアルビサポとしては、レオがACLのタイトルを獲ったのが本当に嬉しかった。鹿島さんありがとうございます。少し前にビッグスワンに試合を見に来たらしい。いつでも神の帰還=ハッピーターンをお待ちしてます!

 

キム クナン 2013

マリノスで日本デビューした際は193cmのDF兼FWでやっていたが、昇格直後の鳥栖でCBとしての地位を確立。鈴木大輔、石川直樹の抜けた穴を埋めるべくやってきた。2013年序盤の「CBしか点が取れない」時期に元FWの嗅覚を生かして2得点。しかし川又の覚醒でお役御免。悪くなかったと思うが夏に復帰した舞行龍ジェームズにポジションを奪われ、その後天皇杯で前十字靭帯を切りそのままフェードアウト。韓国へと帰っていったが、勿体なかったなーとも思ってしまう。

 

ホージェル ガウーショ

独特なリズムのドリブルが魅力だった細身のブラジリアンアタッカー。髪はもじゃもじゃなのかドレッドなのかよくわからなかった。ヤンツーの戦術が合わなかったのか途中出場が多かったが、個人的には結構好きだった。2014年開幕の仙台戦での勝ち越しミドルは鮮明に覚えている。もう少し見てみたかった。

 

ソン ジュフン 2014-2018

U20ワールドカップで韓国代表のベスト16入りに貢献し、確か大学を辞めてやってきた。190cmの長身を生かして自陣の空中戦は敵なしというほどだったが、機動力はそれほどなかった。フィードはそこそこ良かった気がする。2015年7月〜2016年まで水戸へレンタル移籍し、この時にエルゴラかなんかのJ2自陣空中戦ランキング上位だった記憶。韓国代表に選出されるまでになったが、不安定さと怪我の多さが最後まで残った。生え抜きで、苦しい2017、2018シーズンに主力CBだったこともあり、報われてほしいと思ってます。今は慶南FCに所属し、今期のACLで鹿島と対戦した。イギョラ!

 

イ ミョンジェ 2014.6-2014.12

ジンスの後釜として夏にやってきた。5試合に出たが、アピール不足で大野や川口に取って代わられ、そのまま冬にサイナラした。今は蔚山現代で彼もACLに出場。今季は川崎と対戦した。

 

ラファエル シルバ 2014.8-2016

スイス・ルガーノからの謎ルートでやってきたもう1人のシルバ。怪我で最初のシーズンはほとんど出られなかったが、Jでほとんど実績のない22歳が加入翌年に10番を託されたあたりは能力の高さの証。2015年は開幕6戦5発を記録するも怪我が多発で不完全燃焼。2016年は11得点で残留に大きく貢献した。Wシルバと呼ばれたのはこの年である。加速の速さ、ボールコントロールの上手さ、ゴール前でのポジショニングと落ち着きに優れ、久々の頼れる助っ人FWにビッグスワンが幾度も沸いた。ノった時は誰も止められないぜ!力強く突き上げるガッツポーズ、手でシルバのSを作るゴールパフォーマンスも印象的。2015年のナビスコ準決勝第1戦での勝ち越しゴールは最高だった。

決勝でゴールを決めるなど浦和がACLを獲る原動力に。電撃移籍した中国2部のクラブにまだいるみたい。まだ27歳。欧州でもやれそうな気もするんだがな〜

 

コルテース 2015-2016

セレソン1キャップに全新潟が湧いたが、ものすごく良かったとは言えない。このクラブではフル代表1キャップよりもアンデルソン リマの助言で加入した選手の方が活躍します。フィジカルがあり、ロングスローもできる攻撃大好きマン。その割に結果は1ゴール3アシスト。2015年は0得点0アシストだったが、2016年に開幕2戦で3アシストし、本領発揮かと思われたがそれが最後であった。上がった裏を突かれて穴となっていたので攻守の収支はプラマイゼロ、むしろマイナスな気もする。それでも真面目に頑張ってくれた。タックルは鋭かった印象。

退団後にグレミオで活躍、なんとリベルタドーレスを獲ってCWCではレアルとも対戦。守備も頑張れるようになったらしい。

レオ、ラファ、コルテの三銃士が新潟を去った後に各大陸で王者となったのは嬉しい限り。しかしその間アルビは更にボロボロになったので、3人はアルビの運を吸い取っていった説濃厚。まあみんなナイスガイだったから良しとしよう(激甘)

 

イム ユファン 2015.7-2016.7

韓国代表1キャップで、かつては韓国の若手有望DFの例に漏れず「洪明甫二世」と呼ばれた(要出典)。実は京都でプロデビューしたらしい。Kリーグの名門での在籍を経て中国から夏にやってきた。けが人多発の頃に来たけど、通算6試合出場で2016年夏にヴェルディへレンタルに。しかしヴェルディでも出場3試合目で退場してジ・エンド。9月には両チームから契約解除に。練習不参加が引き金となったらし。可も不可もないプレーだったような気がする。

 

ラファエル ハットン 2015.8-2015.12

レオ シルバ→ラファエル シルバ→ラファエル ハットンときて、次はハットン 〇〇が来ることが大いに期待されていたが、その期待を裏切るのみならず、天皇杯1試合途中出場だけで去った。顔すら思い出せぬ…

 

カリウ 2016.3-2016.12

どう考えても夏以降の記憶しかない。19歳、185cmのc契約ブラジル人という育成枠のような存在だったが、大宮が育てたマテウスのようにはいかず1年でグッバイ。このクラブにc契約ブラジル人を育てる余裕はないのだ。天皇杯ラウンド16のマリノス戦でアディショナルタイムにファールをして、あまじゅんにFKを決められ0-1で敗戦した記憶のみ。その時はちょっとだけ恨んだ。今はブラジルでやっているらしい。

 

 

助っ人冬の時代 (2017-2018)

Wシルバが当たりに当たった上に結構在籍してくれた反動か、この2年は悲しい感じになってしまった。助っ人にいろいろ問題があったり、期待の膨らみに反して結果があまり出なかった時期。しかもほとんど1年で総取っ替え。書いていて良い思い出が少ないのが辛い…

 

ホニ 2017

2016年でシルバ朝は終わりを迎えたと世間では思われているが、実は2017年まで続いていたのだ。この男の本名はホニエルソン・ダ・シルバ・バルボサ。移籍決定前の掲示板ではロニー・シルバと呼ばれていた。得意なプレーはバク宙。抜群のスピードはあるもののプレーの雑さが目立ち、シュートは枠をとらえずで全身に「21歳 荒削りの原石」と書いてあるようなプレーぶりだった。でもなぜかセットプレーのキッカーも務めた。

開幕当初は2トップでカウンター要因とされていたが、独力突破できるテクニックはなく、裏抜けが上手いわけでもなく、パスの出し手もいないので計画は頓挫。呂比須監督就任後はSH起用に。結局スペース目がけてホニを走らせる攻撃が一番の脅威になった。シーズンが進むにつれて少しずつ成長を感じさせ、スピードを活かしてなんだかんだ7得点4アシストの成績を残したことでサポに愛される存在になっていった。最終節のゴール時にピッチ上で涙を流したことで愛され度のピークを迎えた… が、その後クルゼイロとの契約問題で揉める、J2でプレーしたくないと駄々をこねるなどで好感度は一気に落ちましたとさ。王朝がゴタゴタして終わるのは世の常なのであります。

今はアトレチコ・パラナエンシに所属し、この夏には日本に凱旋して湘南と対戦する予定。あのバク宙を再び。

https://twitter.com/AthleticoPR/status/1127203133363556352?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1127203133363556352&ref_url=https%3A%2F%2Fnote.com%2Falkene_alb%2Fn%2Fn9d910e8b67e1

 

チアゴ ガリャルド 2017

ラファの後を継いだ10番。技術があるのは間違いなかった。スルーパスが上手く、ボールを簡単に失わず、股抜き等を駆使して前を向いて仕掛けられる。しかもフィジカル面も意外と優れていて、183cmだけにヘディングゴールもいくつか。なぜかロングスローもやってた。シュートは枠に阻まれること多し。

1番の課題がメンタル面であり、ムラが多かった。守備はたまにするときはする、しない時はお散歩してる。フットボーラーとしての能力はチーム随一だったもののチームの一部となりきれず9月に突然帰国。というか帰らされたらしい。仮病で練習を休んだり、練習生を故意に蹴って、それを咎めたキャプテンに襲いかかろうとしたという噂…  その一方で、難病と闘う少年を勇気づけるべく立ち上がる素晴らしい一面も。

ぼかぁね、チーム状況が違えばもっともっと輝けたと思うんですよ。それだけチームがボロボロだったということですが…

 

ジャン パトリック 2017.1-2017.6

期待外れも期待外れ。ルヴァンで150分出たのみ。ルヴァンのマリノス戦では見事なミドルで先制したものの、PK献上で帳消し。規律違反で6月に契約解除に。残ったのは「SNS芸人」の称号だけ。

 

ロメロ フランク 2017、2020~

ペルー国籍の(ほぼ)日本人。青森山田→流経大と日本サッカーではエリート感満載のコースのペルー人。水戸、山形で評価されていたのを2016年に引っこ抜いたけど在籍初年度ははなぜか水戸へレンタル。一説によると水戸にいる間に日本国籍を取らせようとしたとかなんとか。でもまだペルー国籍だったような…知らんけど。ジャンパトと合わせてレオの穴埋めをしようったって無理がある。だいたい彼はBOXtoBOXのプレイヤーなのにロングカウンターしか攻め手がないんじゃ活かせません。バイタル空きまくって死んだかすかな記憶… 11試合のみのプレーでチームを去った。

(2020/01/03 追記 なんと、ロメロ・ベロカル・フランクがアルビレックスの一員としてカムバックしました! しかも日本国籍を手土産に! 2019シーズン9得点の力を存分に発揮してもらいたい!)

(2020/02/17追記 開幕スタメンとして期待されている彼ですが、開幕直前の完全非公開の練習試合の開催地をインスタでバラしてしまいました。おかげで相手もバレました。「京都行くぜ!」じゃないよ!しっかりしてくれい!)

 

ドウグラス タンキ 2017.6-2017.12

タンキ:ポルトガル語で「戦車」

その勇ましい愛称と裏腹に優しい目、真面目そうな顔。一度ZARAで見かけた記憶がある。とりあえずデカかった。プレーは…ごめんなさいほとんど覚えてないです。戦車的ゴリゴリプレーは記憶にございません。仙台戦のスーパーボレーしか残ってないです。

後任の戦車もなんだかな〜な感じだったので、アルビに戦車は合わないようで。今はポルトガル2部で得点量産中らしい。

 

アレックス ムラーリャ 2018

セレソン1キャップ再び。湘南時代にダンスを踊って大久保にPKを外されたのは語り草。その後ブラジルで成長してムラーリャ(ポルトガル語で「壁」)の愛称を付けられセレソンにも選ばれたが、名門フラメンゴで叩かれまくってプレッシャーから逃れるためにやってきた。チームと共に不安定な時期もあったが、どうにか踏ん張っていたと思う。彼じゃなかったらもっと惨劇になっていたかも。独特なヘアスタイルだが、笑顔が優しく、新潟で出産する奥さんに寄り添うためにために試合を欠場したいい男。チームに残ってほしかったが年俸が高そうだししゃあない。

そんな彼も今は母国のコリチーバに所属。お子さんのためにも頑張ってほしい。

 

ターレス 2018

期待されていたマン1号。U-20ブラジル代表として2014年のトゥーロンにも出場し、あのガビゴルよりも将来を嘱望されていた…という重戦車。問題児だったせいで伸び悩んだとか。ただ、1番問題だったのはオーバーウエイトなことで、開幕の讃岐戦で途中出場した際、スルーパスに抜け出すも体が重そうでめちゃめちゃ足が遅く、しばらくアルビサポのネタになった。体の絞れ具合で調子が分かる。夏に少し絞れると足は速くなったが、ボールを収めきれない、ミドルシュートは枠に飛ばないで頭を抱えてしまうシーン多数。でも頑張りを感じられるプレーがちょっと愛されてた(気がする)。カップ戦も合わせて6得点で去った。今はブラジルに戻ってポンチ・プレッタに。

うん、ターレスはターレスのままだね。

6/22追記 2019年6月22日にバイク事故により24歳で亡くなったそうです。まだまだ飛躍を期待していただけに本当に残念。R.I.P

ブルーノ メネゲウ 2018.2-2018.8

期待されていたマン2号。2013年にセレッソで10番を背負い、夏に中国に移籍するまでチーム内得点王だった。そんなわけで期待されていたが、結局リーグ戦出場1分、ルヴァン杯4試合出場で夏になぜか横浜FCへレンタル。ルヴァンではそこそこやれていたような気もするが、そうでもない気もする。横浜FCでも3試合137分で終了し、そのまま契約満了に。

 

カウエ 2018.8-2019

2017年夏にやって来て、このシーズンからキャプテンに就任した6番がジャパネットにより買い取りされたため、大宮からレンタルでやってきたボランチ。188cm、86kgのフィジカルで中盤を支配。パスも上手い上にゴールも奪えて、それをほとんど勝利に繋げられるという、まさに助っ人。J2でも屈指のボランチだと思う。レオ・シルバに似た存在感を誇るが、欠点は彼と同じで、ボールを奪いに行ってスペースを空けてしまうところ。ボランチの相方に高木善朗はやめて… 白い歯輝く笑顔の一方で、怒った時はめちゃ怖い。今期から完全移籍、副キャプテンに就任し、最近はキャプテンマークを巻くことも多い。夏に移籍加入、存在感を示してキャプテンになるが次の夏に移籍…という見事なフラグになりそうで怖い。リメンバーイソムラ。

p.s.実は本名はカウエ・セシリオ・ダ・シルバでシルバ族。ブラジル人の8割シルバ説。

 

ヘイス 2018.9-2018.12

期待されていたマン3号。現社長が専務に就任した直後に来た元PSVの「秘密兵器」。現社長が「まさかのヘイスだよ!みんなワクワクしてる!?」とツイートするほど期待されていたが、ベンチ入り1回のみ、出場なしで去り、完全に秘密のまま終わった。札幌時代は光るものを見せていたが、あいも変わらず怪我が多く、全く試合に絡めなかった。このシーズンを以て引退した模様。現在30歳だけにもう少し輝きを見たかった。

 

 

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