第41節 vs徳島 ポジショナルプレーvs ・・・  2018レビュー

2018シーズン

どうも、あるけんです。

アルビにとって山あり谷あり、谷あり、谷あり、谷あり、小山あり…だった2018シーズンも終わりました。

終わりましたとは言うものの、来シーズンは予算5億削減とか、クラブライセンス剥奪の危機とか、この先も谷が待っていそうな予感…

まあアルビのゴールに大谷は待ち構えていますけど (爆

 

 

そんなことより、今回は徳島戦レビューです。

「いやいつの試合だよ」と突っ込まれそうな勢いですが、実は、本当に苦しいゲームだったので年忘れ企画ということで年末まで取っておいたんですよ! (大嘘)

さぁ~て2018年のうちに終わるかな? (※2019/1/4 追記)

 

 

♪繰り返す このポジショナル~

ベンチ
徳島 : 21松澤 20キム・ジョンピル 7内田 41狩野 47押谷 18佐藤 26バラル
新潟 : 31田口 23柳 31ゴメス 18凌磨 7ヘイス 9篤秀 19貴章

連勝中は全くメンバーをいじらなかったフチさんが急にいじった真意はなんなのか。
あとヘイス見てみたいなーという感想。

 

前半の入りはアルビの方が良く、セットプレーからいい形がいくつかできていた。実況によれば平均身長が徳島より6.2cm高く、ここは1つの攻めどころになると感じた。そうそう、今季自分がアウェイ参戦した岡山戦、京都戦共にセットプレーから点取ってるし!
…と思ったのだけど、序盤以降はセットプレーすら取れないほど押し込まれる。なぜ?

前半6分、徳島のビルドアップ時のポジションは下図の通り。

徳島の攻撃時の特徴としてはWBが完全にサイドに張り付き、仕掛けで切り込む時以外ほぼ中に入らないこと。しかも結構高い位置どりをする。
これはコンパクトなブロックを作るアルビにとって、とてもやりにくい。ボールサイドと逆のSBとワイドは常に開きっぱなしのワイドを気にかけつつ、中に絞ってコンパクトな陣形を保たなければならないからだ。絞りすぎるとWBを使われ、WBに寄るとCBとSBの間の広がったスペース(白編みかけ)を杉本太郎や前川に使われる。こういう試合のSBはしんどい…(元SB談)
しかも、徳島には1発で正確にサイドチェンジできる岩尾がいる。

遠くのサイドの広いスペースを使うために近いサイドでボールをつなぐ、張っとけウイングを置いて仕掛け専門にする、相手選手の間のスペースをうまく使いながら前進する…
こ、これは…ポジショナルプレーだ!!!
(ポジショナルプレーの詳しい説明はこちらをどうぞ↓)
https://www.footballista.jp/special/51721
なぜかJ1をすっ飛ばしてJ2で広まりつつあるアレを目の当たりにできるとは…

こういう相手に対してコンパクトな守備で戦うなら、ボールサイドから逆サイドに絶対に展開させず、密集させてデュエル勝負するのがいいと思うのだけど、この場面はなーぜか徳島のワイドのマークにアルビのSBではなくワイドが付いたせいでラインを押し上げられず、編みかけスペースは2トップとシャドーに侵入されまくり。後ろが余ったせいで前からのプレスも十分にかけられず。
これじゃあ押し込まれても仕方ないよねっ(`・ω・´)



アルビもこれじゃダメだと思ったか、26分のシーンでは徳島のWBをSBが見る形に。

しかし、前からプレスをかけきれずに簡単にサイドチェンジされて結局押し込まれる。がんばれターレス!

ただ、徳島の攻撃はファイナルサードの質が良くなかった。もちろん、ウタカは別格で、ポストプレーにシュートに正確。入らなかったのがラッキーなくらい。でも、押し込まれてほとんどゴール前にバスを停めたようなアルビに対し、いい形での徳島のシュートは少しだけ。両WBにしても、ドリブル突破はできるけどクロスの質が…
結果、ボール保持して押し込んでるのに最終局面が良くないという典型的「いいサッカー」に陥っていた。

 

一方のアルビの攻撃はどうか。
はっきり言って、なにもできなかった。
いつも通り、早めで奪って裏狙いがしたいんだけど、ラインが下がったせいでカウンターのスタート位置が低く、鋭さがない。3バックの両脇を突こうにもパスの精度が低い。トランジションが徳島より遅い。
ボール奪取後2トップにボールが入っても孤立気味になり、ターレスはキープ出来ずにまた徳島ボールに。うん、これがターレス。

前半7分、アルビのポゼッション時のポジションは下図の通り。

徳島が2、3人で前から少しプレスをかけてくるので、カウエが落ちて3人でビルドアップ。2トップは裏をまず狙うのでピッチ中央には大ぐらいで、トップとの距離が遠いからか良いボールが入らない。ヨシやサチローが下りてきても、やはりトップは裏の狙いが強すぎるのか、連動できない。ああ、達也がいないんだなぁと実感。
結局、大武のサイドチェンジくらいしか徳島DFを動かせず、2トップもそれほど徳島のディフェンスラインを下げられず。決定機ってどうやって作るんだっけ?

 

よって、この試合はほとんど以下のようにまとめられる。

あ、これ70分くらいまでずっと続きます。よってこれ以後はほとんど触れません。

 

 

試合は進む、されど動かず

後半になっても、徳島のシャドー+杉本太郎が流動的に動き、WBはドリブルで切れ込んではクロスの精度が今一つ足りず、ウタカはシュートをバーに当てるという展開。アルビは気迫のスライドで何とかしのぐ。

さすがにこのままじゃいかんと思った片渕監督。ヨシ→篤秀、ターレス→貴章でフォーメーションを変更。4-3-3に。(下図は72分~)

これがうまくいくのである。

まず75分の柳からのビルドアップ。

これまではアルビのワイドがそこまで絞らなかったために中央のスペースから繋げなかったのが、インサイドハーフ(IH)がいることでパスコースを作りやすくなり、ビルドアップのコースが内側にも生まれた。ちょうど相手に疲労が見え始めてきたころにスタミナお化けことサチローと大がIHに入ったのも大きな要因。

さらに前線がワイドに広がることで、3バックの間が開き、それに危険を感じた徳島のWBのポジションも少し下がる。結果的にこれまで全くできていなかった、「相手を押し込む」ことがようやくできたのでした。

 

そして、78分の徳島のビルドアップのシーン。ここにもフォーメーション変更の効果が。

下りてきた岩尾から藤原にパスがつながった際、岩尾についてきた大がそのままプレスをかけ、小西にパスせざるを得なくなったところをカウエがカット、アルビの攻撃につながった。

 

ここで大事なのは、前からプレスをかけてはめ込み、狙い通りにボールを奪ったこと。そして、徳島の最終ラインが4枚になったこと。

アルビが2トップだった際、徳島は3バック+アンカーの岩尾という形でビルドアップしていた。しかし、そのビルドアップに対して4-4-2の守備ブロックでは対応しづらい。なぜならアンカーを誰が見るのかという問題に陥るからだ。

アルビはこの試合も、アウェイ岡山線も上のように2トップの一人にアンカーを見させていた。だが、ここで問題になるのは、

  • アンカーにプレス要員が一人持っていかれ、実質3対1のビルドアップに
  • アンカーが最終ラインと2列目にいることで、2シャドーが無理に下がって受ける必要がない
  • ボランチは2シャドー+2トップを気にして前に出てこられない

これにより、攻撃側は容易に前進でき、守備側は撤退守備を強いられることに。

そしてコンパクトな守備陣が相手DFからのサイドチェンジで揺さぶられ、消耗する。

岡山戦、徳島戦を見た結果、これこそがアルビが3バックに苦戦する要因なのではないかと思う。

 

一方、徳島戦の終盤は違った。

相手は最終ライン4枚でのビルドアップ。そうすると相手も4-4-2となる。こうなれば、

  • ミラーゲームとなり、マークすべき相手が明確に
  • 最終ラインと二列目に距離ができるため、シャドーも下がらざるを得ない
  • それに合わせてボランチ含め守備陣全体もラインを少し上げられる

これにより、プレッシャーかからない問題は解決。もちろん、その分後ろの数的優位は失われるけど、下がり続けてるよりもメンタル的に楽になる。←これ大事

この変更でアルビのチーム全体としてのベクトルがより前に向き、カウンターを2度仕掛けることに成功。しかし時すでにおすし。

 

 

あとがき

はっきり言って消化試合。内容的に盛り上がるところのほぼない、純粋な消化試合。まさにJ2の晩秋の風物詩

終了直後はむなしく、やるせない気持ちだった。ああ、連勝の勢い遠くなりにけり。正直、フチさんが何も手を打てず終わったとばかり思っていた。

ただこうやって分析してみると意外と深いもんだなぁと。3トップに変えて機能したあたりは、何もしてないと思ってましたフチさんごめんなさい案件。

やはり現地観戦では気持ちも入るので、すっかり滅入った頭では状況を客観的に見られないと分かった。やはりDAZNでの見直しは重要だと感じた次第であります。

渕さんに修正能力があることを知り、少し来季への希望が膨らみました。この膨らんだ希望が風船のような空虚な物でないことを願うばかりです。


なんか頑張りすぎました。ここまで読んでくれた方がいるとすれば、その忍耐力は世界トップクラスといえるでしょう。私が保証します。←誰じゃお前

もっと勉強して、来シーズンはもっとわかりやすく、読みやすい(面白さは期待しないで)レポをかけるよう奮闘します。

では、さいなら。

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